【初心者の株式投資入門】株を始めるにはいくら必要なの?


『 株式投資はいくらから始められるのかを理解してみよう 』


前回の 『 株のリスクと注意点 』 では、株の売買で損をしてしまうこともあるということを説明しました。

損をする可能性があるのであれば、最初は少ない金額から始めたいと思う方もいるかもしれません。 ← 私

では、実際に株を始めるとすると いくら必要だと思いますか?

今回は、このことについてまとめました。( 最終更新:2019年1月 )


株を始めるには、いくら必要なの?


Yahoo!ファイナンスなどで株価をチェックすると、


  • 現在値 : 10
  • 現在値 : 1,900
  • 現在値 : 18,000


と、いろいろな数字が出てきます。


「 現在値 10 って、10 円 ってことなのかな? 」


と思う方もいると思いますが、アタリです。10 円 です。

ただし、株にはそれぞれ 「 単元株数 」 というのがあって、


「 10 株 から買ってください 」
「 100 株 から買ってください 」


と買わなければならない株数が決まっています。


わかりやすく言うと、あなたが 10 円 ガム(株)を買おうとしたときに、 「 単元ガム数 ( 単元株数 ) 」 が 100 だとすると、


「 10 円 ガムは、100 個 入りを 1 セットとして売っています。個別売りはしていません 」


という意味になります。なので、


10 円 × 100 個 = 1,000 円


となり千円を用意しないとこの 10 円 ガムは買えません。


株もこれと同じで、株価 が安くても単元株数によって必要となる費用が変わってくるわけです。

1 株 から買える 株式 もあれば、1,000 株単位でないと買えないというものまで様々です。

ちなみに、私が知っているもので一番安いのは 「 現在値が 1 」 で 「 単元株数が 10 株 」 というものです。( ※ 2018年10月現在、東京証券取引所での売買単位は100株に統一されています。 )

つまり、最低株価だと 10 円 から買えます。


「 安いっ! 」


と思って買いたくなるかもしれませんが、10 円分 の株を買っても利益を出すのは難しいです。


 な ん で ?


取引手数料を含めるとマイナスになってしまうからです。

株を売買するには、取引きする際に 手数料 が必要になります。


たとえば、1 日 の取引手数料が 100 円 としましょう。

10 円分 の株を買うのに、手数料が 100 円 かかるので、


10 円(株代) + 100 円(手数料) = 110 円


となり 110 円 が必要になります。

すると、利益を出すには少なくとも 10 円 株 が 110 円 以上まで上がらないと利益は出せませんよね。

荒波のように株価が動いているのであればまだしも、そうでなければ利益を出すのはちょっと難しいと思いませんか?


「 じゃあ、いくらの株なら利益を出しやすの? 」


欲を出さないのであれば、


数千円 ~ 数万円


の投資額で利益を出すことができます。

逆の言い方をすれば、株式投資は 数千円 ~ 数万円 で始めることができます。

利益といっても 数百円 ~ 数千円 程度ですけど、初心者が少ない投資額でこれだけの利益が出せたら十分です。

銀行に お金を 1 年間 預けて得られる利子と比較したら 遥かに大きい金額なので、お金を運用して 数百円 でも利益が出せることは凄いことだと思います。


では、少ない投資額で株取引を行うことには、どんなメリットがあると思いますか?

次は、このことについて見ていきましょう。


少額投資のメリットは?


数千円 の少額投資で得られる一番のメリットは、


リスクが少ない


という点です。

投資額が少ないということは、万一 株価の予測を見誤った時でも損をする金額が少なくて済むということです。

利益が 数百円 ~ 数千円 と少ないわけですから、損をした時もその程度の金額で済むと考えられるわけです。

そのため、初めて株式投資をする人が 極力リスクを抑えながら売買に慣れるには、少額投資は最適だと思います。

資金も 食事代 や 娯楽費 を少し節約するだけで簡単に始められますし、実際に売買をすることで株式投資を早く覚えることにもつながります。

もし飲み代に使ってしまったらそれっきりですが、投資で得た経験は万一損をしたとしても自分を成長させる糧として役立たせることができるはずです。

慣れてきてコツがわかり、利益が出せるようになってくると


「 もっと効率的に利益を出してみよう 」


と思えるようになるかもしれません。

こうした余裕が出てきたら、普段から世の中の動きなどを観察しつつ利益を出しやすい会社の株を見つけておくと、より自分自身を高めることができると思います。

「 世の中にはどのような企業があって、その企業の株価はどのような動きをするのか 」 という感覚を養うということは、「 世界で起きた出来事が、あなたの生活にどのような影響を与えるのか 」 を考える習慣を身に付けさせるということでもあります。

もちろん、1 万円 の投資資金だと買える株式は限られますが、その範囲内だけを見るのではなく意識的に視野を広げるようにするわけです。

たとえば、今後、投資額を 5 万円 や 10 万円 に増やしたときに、どこの会社の株を買えば利益が出しやすいかを日頃から把握しておくようにするわけですね。そうすると、モチベーションも保ちやすいと思います。

こうした経験を経て


「 この会社の株はよさそう 」
「 株価の動きのクセがわかってきた 」


と感じたら投資金額を増やして実際に買ってみると、少しずつ実力を上げながら株取引に馴染むことができますし、利益も出しやすくなると思いますよ。


 た だ し 、


注意しなければならないのは、見抜いたチャンスを活かさなければ意味がないという点です。

株価はすぐに動いてしまうことが多いので、いくら上がると予測できて それが当たっていたとしても、実際に購入していなければ利益を出すことはできません。

言い換えると、せっかく株を理解していても実際に買わなければ チャンスを逃してしまうということです。

たとえば、株価が低迷していた 2012 年末に株を買っておけば、翌年の 2013 年には大きな利益が得られました。

なぜなら、株は低迷している時こそが買い時だからです。特に、このときの動きは簡単に予測できるものでした。これ以上わかりやすい相場はなかったわけです。

また、2016 年末から 2018 年初めにかけても株価は大きく上昇しました。

これは米国の大統領選でトランプ氏が選出され、選挙公約としていた税制改革への期待から米国株が上昇、それにつられる形で日本株も上昇してきたことが要因のひとつとして挙げられます。さらに、ドル高/円安も相まって、一年を通して相場が強い状態が続いたわけですね。

このとき多くの銘柄で株価は上昇したのですが、ためしに、トラスト・テック や セリア、夢の街創造委員会、ZOZO といった企業を例にとって見てみましょう。( 注意:上記の企業は、説明のための例示であり、個別銘柄の売買等を推奨するものではありません。 )




上記の株価チャートを開いて「 最大 」の期間を選択し、長期の株価推移を表示してみてください。

たとえば、ZOZO が上場したのは 2007 年 12 月ですが、そこから現在までの株価が表示されると思います。チャートを見たらわかるかと思いますが、大統領選後の 2016 年 12 月から 1 年間、株価は大きく値上がりしていますね。

それと、興味深いのは、そこからさらに 10 年ほどさかのぼったときの株価です。上場した初期の頃から、10 年以上かけて株価はゆっくりと、しかし大きく上昇しています。特に、リーマンショックの頃には、かなりの安値が付いていることがわかります。

もし、初期の段階でこの会社の成長性に気が付いて、株を買って持っていたとしたら、この 10 年で大きな利益を手にすることができていたはずです。

その間やることといったら、企業の業績が順調に伸びているかを確認しながら、ただその株を持っているだけです。

こうした点も株式投資の面白いところですね。頻繁に株を売買するのが面倒なのであれば、一度買ったら売らずに持ち続けるといった長期投資の方法もあります。( 私は見抜けなかったので何の利益も得られませんでしたが…涙 )

2019 年 1 月時点では、地合いの悪さに加え、ZOZO の成長性にも陰りが見え始めているので魅力は薄れてしまっていますが、東京証券取引所の新興市場には、毎年続々と新しいベンチャー企業が上場してきているので、こうした銘柄の中から成長性のある企業を探し出し、その企業の株を安値で買うことができれば、チャンスを掴むことは可能なわけです。

特に今は、第4次産業革命により、産業構造が根底から変革している時代です。つまり、既存のビジネスモデルが崩壊し、新しいビジネスモデルに取って代わられるということが起きているので、多くの企業にビジネスチャンスがあるわけですね。

AI やロボットによる自動化が進み、インターネットを介して、今までになかった新しい商品やサービス、生産手法が次々と登場してきています。こうした環境を株式投資の視点から見ると、私たちは投資をするうえで非常に恵まれた時代に生きている、と言えると思います。

また、超高齢社会の到来や労働人口の減少など、日々様々な社会問題がニュースで取り上げられていますが、見方を変えれば、そこにはチャンスがあるということです。

なぜなら、事業とは本来、社会に存在する様々な問題の解決手段を提供することに他ならないからです。

まだ誰も有効な解決手段を提供していない分野で、それができるということは、その企業は大きな利益を得られる可能性があることを意味します。

そうした企業をなるべく早いうちに見つけ出して、株を保有しておけば、その企業が成長した時には株価も上昇していることでしょう。

このように、株でチャンスを掴むには、なにも短期投資のように頻繁に株の売買を行わなくても、企業の本質的な価値を見抜いて、長期に渡って株を保有し続ける方法でも可能なわけです。

ですが、こうしたことに興味を持っていなかったり、行動に移せないでいるとチャンスを逃してしまいます。

だからこそ、世の中の動きが経済にどのような影響を与えるかということに日頃から興味を持ち、実際に経験をして感覚を養う行為は大切だと考えています。

とは言っても、実際に何から始めたらいいのかわからない方も多いと思いますが、まず最初にやっておいた方が良いのは、


証券口座


を作って少額でも資金を入れておくことだと思います。実際に行動に移さないと何も始まりませんからね。

実際に口座を開いたら、使ってみたくなります。この時の気持ちをきっかけにすると良いかもしれません。

ちなみに、証券口座の中には 口座 を作っても維持管理の手数料が 無料 のところもあるので、初心者の方は こうしたものを利用されると負担が少ないと思います。

試しに配当金を得られる会社の株を買っておくと、時期が来たら自動的に配当金が送られてくるので銀行にお金を眠らせておくよりもメリットはあると思います。

詳しくは、




でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。


私は、上記で紹介した考えをもとに自分なりの投資法をコツコツと作ってきましたが、最初はどの株を買ったらいいのかピンと来ませんでした。たぶん始めたころは誰もが同じ感覚だと思います。

でも、焦らずに時間をかけてじっくりと自分の投資方法を作っていくことが大切です。「 ああでもない、こうでもない 」と何度も失敗をして試行錯誤を重ねていくと、次第に自分に合った投資方法が見えてくるはずです。

失敗をすれば当然損失が出るわけですが、投資額が 1 ~ 2 万円程度であれば数百円から数千円程度の損失で済むはずです。

ただし、人によるのかもしれませんが、少額でもお金が減ってしまうという経験は痛みを伴うはずです。会社の飲み会に強制参加させられたときに支払う数千円は、「 まぁ、仕方がない… 」と割り切れますが、株で出た損失を確定するときは身を切られるような思いで行います。

この経験を自分の中に植え付けると、次からはそれを回避しようと考えて行動するようになるので、様々なことを学び、創意工夫しようと動き出します。つまり、失敗することでモチベーションが生じるわけです。

実際にやってみて、少額で何度も試行錯誤していくうちに、何をどうしたらよいのかが少しずつ見えてくるはずです。少なくとも私はそうでした。マラソンでは足の速い人もいれば遅い人もいますし、団体競技が得意な人もいれば個人競技が得意な人もいるでしょう。人それぞれ得意不得意は異なりますから、どの投資法が自分に合っているのかは本人でなければわかりません。ただひとつ言えることは、「 何事も実際にやってみなければわからない 」 ということです。だから少額でそれを見極めるのです。

そして、慣れてきてから投資金額を少しずつ上げていくようにすると利益も出しやすくなりますし、効率良く学ぶことが出来るのではないかと考えています。

ちなみに、私は 2 万円 から始めました。2 万円だと買える銘柄は限られますが、練習には十分です。慣れてきてから少しずつ増やしていくと安心だと思います。

では、投資額が 数千円 や 数万円 では物足りないと感じたら、投資資金を いくらまで増やしたらいいと思いますか? 次回は、『 株で儲けるにはいくら必要なの? 』 です。



初心者の株式投資入門


  1. 株をはじめる前に、株ってなに?
  2. 株はどこで買えるの?
  3. 株で儲ける仕組みと方法は?
  4. 株のリスクと注意点は?
  5. 株を始めるにはいくら必要なの?
  6. 株で儲けるにはいくら必要なの?
  7. どの会社の株を買えばいいの?
  8. 株の注文方法と取引の流れは?
  9. 少額投資向けの証券口座の選び方は?



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