初心者のパソコン購入!各メーカーの違いと選び方は?


『 メーカーの違いを理解してパソコンを選んでみよう 』


前回は 「 OS の種類と選び方 」 についてまとめましたが、どちらにするのかが決まったら、今度はメーカーを選んでみましょう。

どのように選んだらいいのかがわからなくて迷う方も多いと思いますが、それぞれのメーカーの特徴を考慮して選ぶようにすると楽しくパソコンを選べるようになると思います。

そこで今回は、各メーカーの違いについてまとめていきます。( 最終更新:2018年10月 )


各パソコンメーカーの特徴は?


パソコンを作っている企業は たくさんありますが、日本国内で購入できる代表的な大手パソコンメーカーには以下のようなところがあります。


  1. HP
  2. DELL
  3. 富士通
  4. NEC
  5. 東芝
  6. Panasonic
  7. VAIO
  8. エプソン


国内生産を行っている企業も多いのですが、グローバル化にともない生産拠点を海外生産に移したり、海外から部材を輸入して日本国内で最終製品として組み立てる、といった生産方法を取っているところがほどんどのようです。

つまり、国内生産の PC でも、


海外で生産された部品を日本国内で組み立てる


ということになるので、国内で生産されたか海外で生産されたかによって 性能 や 機能 の面で大きな差が生まれることは少ないようです。また、生産国 と 故障率 の関係もあまりないと言われています。


しかし、国内でマザーボードから生産を行い組立作業まで行っている企業もあります。それが、


富士通 と パナソニック


の 2 社です。

あえて生産コストのかかる国内で製造を行う理由として考えられるのは、生産拠点と研究開発拠点との連携による知識集約と開発の迅速化や、ノウハウのプラットホーム化やブラックボックス化、技術流出の防止、製品のブランド化、関税の問題、といったことが考えられます。パソコン市場は競争の激しい市場ですが、あえて国内生産を行うことで企業側が得られるメリットもあると思います。

しかし、先ほども述べましたが、パソコンで使われる部品は世界各国 ( 米国・日本・欧州・中国・台湾・東南アジア諸国など ) で製造されていて、各メーカーはそれらを組み立てて販売しているわけですから、個人的には国内生産であろうと海外生産であろうと大差はないと考えています。

グローバル化により生産拠点の国際分散が進んだいま、製品の良し悪しを左右するのは生産国ではなく、メーカーがどのような品質基準に基づいて開発や設計を行っているのかという点なので、価格を抑えて購入されたいのであれば生産国にこだわらない選び方をされた方が納得のいく買い方ができると思います。

また、『 初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点は? 』 でも述べましたが、本来は生産国を気にするよりもむしろ 「 名だたる大手メーカーの製品であるか? 」 という点を気にするべきだと考えています。

なぜなら、万が一、部品や製品そのものに問題があった場合、大手メーカーの製品であれば利用者数も多いので問題が発覚しやすいですし、発覚した際もインターネットやニュースで情報が得やすいといったメリットがあるからです。また、メーカー側も企業価値を損なうようなことは避けようと努力するはずですから、こうした緊張状態を強いられるような環境にあればあるほど、問題の発生を未然に防いだり、発覚後も迅速に対応するといったことが期待できます。特に世界中で普及している製品であれば、日本の消費者よりもさらに厳しい対応を求める人達もいるわけですから、この傾向は強くなるはずです。

これは Apple の事例を見るとわかりやすいと思います。2017 年末、iPhone に搭載されている iOS のアップデートで、バッテリーの劣化時に端末が急にシャットダウンすることを防ぐため、意図的なパフォーマンスの低下が起きることが発覚しました。これは世界各国で問題視されましたが、これにより Apple は 2018 年末までバッテリーを無償交換もしくは保証対象外の機種においても通常の交換費用の半額以下で行うという対応を迫られました。これによりパフォーマンスの変化に気づかなかった人達も恩恵を受けることができたわけです。

こうした点を考慮すると、生産国を重視するよりもむしろ 企業規模 や 世界シェア、ブランド、企業の所属する国( どこの国の企業か? その国の国民が持つ一般的な価値観は? )、企業倫理( 消費者や社会からの信頼に応えるような企業であるか? ) といった点を重視することの方が意味があると思います。( ※ ちなみに Apple の iPhone は中国の工場で生産されています。 )

もし信頼できる製品を価格を抑えて購入されたいのであれば、生産国よりもむしろ上記の点 を考慮して選ぶようにした方が納得のいく買い方ができると思います。

たとえば、米国企業である HP のパソコンは低価格の割にはクオリティが高いですし、PC の世界シェアもトップレベルです。国際宇宙ステーションに納品するなどの実績もあります。本体価格が 5 万円以下のパソコンも複数用意されているので、安価な製品を求めている際は選択肢からは外せません。( 直販サイト:HP Directplus -HP公式オンラインストア-

また、DELL も同様に米国企業で、HP に匹敵するほどの高い世界シェアを有した企業です。世界各国の企業で利用されているなどの実績もあります。3D を使った製図やゲームなども行える高性能パソコンも安価に購入できるのも魅力です。( 直販サイト:DELL 個人TOP


こうした米国の多国籍企業は、世界最大手の電子機器受託生産(EMS)企業である鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)といった企業からマザーボードなどの各種パーツを購入したり、筐体の組み立てを依頼したりしています。ちなみにこの企業は、Apple の製品を作っていることでも有名ですね。つまり、メーカーは異なるけれども、さかのぼっていくと同じところに行きつくわけです。

また、このフォックスコンの中核会社である鴻海精密工業(台湾)は、2016 年にシャープを買収していますが、シャープは 2018 年に 東芝 のPC事業を買収しています。世界的な企業である鴻海の傘下に入ったことで、事業縮小を余儀なくされていた東芝PC事業も今後期待できると思います。

この他にも日本のパソコン業界に君臨していた NEC富士通 といった大手メーカーもありますが、どちらのPC事業も中国企業のレノボに買収されていますね。

外資の入っていない日本メーカーは、パナソニックエプソン、そして SONY から独立してベンチャー企業として設計・開発・製造を行っている VAIO の 3 社のみです。これらのメーカーも海外で作られた部品を用いて製造を行っています。


このような業界全体の動きを把握すると、私たち消費者にとって生産国を重視することはあまり意味がないように感じてしまうのです。

ですから、パソコンを選ぶ際に大事なのは、先ほど述べた点(企業規模や世界シェア云々)と、各メーカーがどのような 製品 を出しているのかを把握すること、そしてあなたの 目的 に合った製品を選ぶということだと思います。

サポートなどを重視することも大事ですが、大手メーカーであればサポート内容に大差はないのであまり気にする必要はないと考えています。注意するとしたら、どのようなプランを選ぶか ですね(保証期間は? 水濡れや水没に対応しているか?など)。

各メーカーで用意されている基本的なサポートプランはどこも同じですし、対応にも大きな差はないように感じますが、メーカーの中にはエプソンのよう細かいサポートプランが用意されていたり、HP のように初心者向けのサポートがオプションで用意されているところもあるので、気になる方はこの辺りも確認しておくと良いかもしれません。特に 富士通 ・ NEC ・ 東芝 あたりは初心者向けのサポートに力を入れているように感じます。


では、各メーカーは具体的にどのような製品やサポートプランを用意していているのでしょうか?

これについては各記事でまとめましたので、そちらを参考にしてください。以下に一覧を掲載します。




また、各メーカーの 直販サイト を以下に紹介します。タイミングよくキャンペーンなどが行われていたら、通常よりも安く購入できるので、この機会に確認されてみてください。




各メーカーの違いと選び方についてはこんな感じです。

各企業は、他社との差別化を図るために独自の強みを持っているので、あなたの目的に合わせて最適な製品を選ぶようにすると、より快適に使えると思います。

次回は、『 スペック構成を考えて、賢く選んでみよう 』 です。



パソコンを効率よく選ぶコツ


  1. 初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点は?
  2. パソコン の種類と選び方は?
  3. OS の種類と選び方は?
  4. 各パソコン メーカー の特徴と選び方は?
  5. スペック構成を考えて、賢く選んでみよう

インターネット回線について理解してみよう





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